賭場という名のパラダイスシティ~11月ソウル(韓国9回目)6~
いつも使っていたクリーニング屋が何の前触れも無く、突然閉店してしまいました。
クリーニング難民です。
どうもおはようございます、スシノフ根市です。
~ココまでのお話はコチラ~
チェジュ航空の価格破壊~11月ソウル(韓国9回目)1~
http://asiayokocho-casinotabi.hatenablog.com/entry/2017/11/19/220608
敵の襲来~11月ソウル(韓国9回目)2~
http://asiayokocho-casinotabi.hatenablog.com/entry/2017/11/21/130102
海外LCCに団体旅行が乗っている理由を考えてみる~11月ソウル(韓国9回目)3~
http://asiayokocho-casinotabi.hatenablog.com/entry/2017/11/25/175136
片道1000円の航空券~11月ソウル(韓国9回目)4~
http://asiayokocho-casinotabi.hatenablog.com/entry/2017/11/28/005524
シャトルバスに乗って~11月ソウル(韓国9回目)5~
http://asiayokocho-casinotabi.hatenablog.com/entry/2017/11/29/230500
バスを降りると入り口前に人だかり。VIPの送迎にでも使いそうな車の周りでワイワイ。
誰か有名人でもいるんでしょうか?それとも上流階級が集まっているだけ?
立ち止まるでも無く、私は横目に見ながら中へ。
あー、この香り。この香りですよ。
何の匂いなのかはよく分かりませんが(ただ単に新しい建物の匂い?)、「パラダイスシティ来たぞ!」って気分に一気になります。
んー、高まる!!
中は相変わらずキレイ。ラグジュアリー感が溢れまくって溺れそう。
・・・そこに現れる草間彌生のドデカボチャン。
(写真は4月に撮ったもの。)
ドドーンと鎮座しております。
この時は調度クリスマスの飾りをし始めていて、なんだか「カボチャ教の聖誕祭準備」みたいでちょっと不思議な感じでしたが。
ドデカボチャンの奥には、待っていました、カジノです。
入口左のフロントテーブル周りにメチャクチャ綺麗なお辞儀をするコリアンビューティーとスーツの男性が3、4人。
「アニョハセヨ」
私が近付いていくとちゃんと挨拶してくれます。
パスポートとメンバーカードをスーツの男性に見せます(両方差し出す)。
(メンバーカード)
メンバーカードがあればパスポートは出さなくても良いらしいんですけど、いつもなぜか2つ出している自分。
・・・まぁ係の人もメンバーカードしか受け取らないですけどね(ダカライラナインダッテ)。
チェックしたカードを返す時に係の人が「コンニチワ」と突然日本語を喋るのにはいつも軽く動揺。
思わず「こ、こんにちは!」って返しちゃいますよねー。
それにしてもこのカジノの入口周辺の係の男性はイカツい人が多いですね。
場所が場所だけにセキュリティも兼ねてるんだと思いますけど、これは抑止力バッチリでしょうね。頼もしいです。
もしかしたら北朝鮮工作員や武装強盗が押し入って・・、なんてことも全く無いとは言えないですから、むしろ入口で空港みたいに金属探知機や手荷物検査をしても良いくらいですけどね。
カジノの中は・・・広いです。
ここのカジノはソウル3ヶ所も合わせても一番の広さ。
そのせいか、あまりお客さんがいないように見えます。実際お客さんを数えたらそれなりにいるとは思いますけどね。広いがゆえの錯覚です(多分)。
それでも4月のオープンした頃に比べたらだいぶ増えましたよ、お客さん。
4月に来たときにはもう閑古鳥が鳴きまくり。「これで経営大丈夫か?」とこっちが心配になるほど。
まぁ調度北朝鮮がホントに日本か韓国にミサイル撃ち込んで、戦争やるんじゃないかって日本全体&関係国が身構えてた緊張状態でしたからね。
ついでに中国からの旅行者がガッツリ減ってる状態ですから、パラダイスシティもとんでもない時に船出したな、と。
それから半年以上経ちまして、北朝鮮問題は解決された訳ではないですけれど、この施設がだいぶ周知されたからか、お客さんは目に見えて増えましたよ。
施設内は、私はマカオのウィンに似ていると思います。
分かりやすい例えですね(イチブノヒトシカワカンネーヨ)。
「カジノ」と聞くと、007ですとか、オーシャンズ11みたいな欧米の映画で見たものをイメージする方もいるんじゃないかと思いますが、ソウル(仁川)のカジノも大雑把に言えばそのイメージでほぼ間違いないです。
ただ、そのイメージと決定的に違う点が主に2つあって、それは、
「ほぼ東洋人(アジア人)しかいない」、
と
「カジュアルな服装で全然OK」
ということです。
中華系
日本人
韓国以外の国籍を持っている朝鮮語話者
中央アジア系と東南アジア系
・・で合わせて97%ぐらいになるんじゃないでしょうか。
白人、黒人はレアポケモンみたいな存在です、ここでは。
たまーーに、見かけると「おっ!?」ってなります。
ディーラー含め従業員も国籍はよく分からないですけど、東アジアの顔立ちの人ばかり(自分の見る限りは。まぁ大半は韓国人で間違いないでしょう。パラダイスシティには日本人っぽい従業員の人もチラホラいます)。
服装もフツーの洋服で全く問題無し。どのお客さんもそう。
ドレスコードって何ですか?
って世界です(最低限のルールはあるでしょうけど)。
自分もいつも「これからイオンモールにお出掛けですか?」って程度の身だしなみですから。
ですので、タキシード姿のジョージ・クルーニーみたいなナイスミドルがナイトドレス姿のブロンド美人を連れてシャンパン片手にルーレットをやっていたり、
ダニエル・クレイグみたいなクールな勝負師がバカラをやっていたり、
ってのはまず見掛けません。
幻想です(ベツセカイノハナシダナ)!
そんなわけで、2つの違いの影響か(主には人種の違いの方)、
「西洋の大人の社交場」
というより
「賭場」
って感じです。読んで字の如く。
中華系のお客さんが多いと、彼らは喋り方が騒がしく、よく群れるものだから、声もデカい。オマケに熱いのが多いとくれば余計にも雰囲気がそんな感じ。
これは初めて自分がソウルのカジノに行った時にイメージしていたものと違って驚いたことでもあり、逆にホッとしたことでもあります。
敷居があまり高くなかったという意味で。
《オンラインカジノという選択肢。》
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つづく。